偏光フィルムの付加機能-偏光フィルム-製品案内

偏光フィルムの付加機能

さらに高機能に、より高品位に。

光を制御するためにはその波長に対応した様々な加工技術やいかなる環境下においてもその性能を維持し続ける部材が必要です。当社は光を制御する機能・部材を開発し、市場に供給します。

  • クリアハードコート・AG
  • AR・LR
  • 光漏れ抑制
  • ワイドビュー(Wide View)

クリアハードコート

偏光フィルム表面に高透明・高硬度のコーティング剤を塗布することで表面硬度を高めるのがクリアハードコートです。外部衝撃から表面を守り、傷・へこみ等をつけません。

微粉末で外光を散乱反射させ背景の映りこみを抑えます。透過光(表示画像)も散乱反射するため透過率、コントラストの低下が生じます。

通常製品(左)とクリアハードコート付加製品(右)の耐擦傷性傷比較


AG(Anti-glare)

AGとは、照明などの映り込み(グレア)を少なくすることによって表示を見やすくする処理です。
ハードコート塗液の中にシリカの微粉末などを混ぜ込んで光を散乱させ、光源の映り込みを低減します。ハードコートによって、耐擦傷性能も高めます。

微粉末で外光を散乱反射させ背景の映りこみを抑えます。

微粉末で外光を散乱反射させ背景の映りこみを抑えます。

 


弊社AG・クリアハードコート機能付製品における光学特性

特性 処理無し HC Z-9 Z-K1 Z-K3
ヘイズ - - 10.9 5.5 7.0
60°光沢度 143.4 - 65.2 91.9 44.5
像鮮明度※1 0.05mm - - 1.0 7.4 14.7
0.125mm - - 1.7 9.0 18.9
鉛筆硬度 B 2H 2H 2H 2H
耐擦傷性 X

※1:透過画像のにじみを判断する目安であり、数値が大きいほど高精細に対応できる。(JIS-K-7105)

上記データは代表値であり保証値ではありません。


AR(Anti-Reflection)

ARとは、偏光フィルム表面に、複数の透明な薄膜を作ることで光の干渉を引き起こし、反射光を低減させる付加機能です。
屈折率が互いに異なるコーティング膜を使用することにより、可視光線の波長よりも1/4ほど薄い膜に外光が入射すると、膜の表面で反射する光と透過して奥側から反射する光に分かれ、それら2つの光が1/2波長のずれた逆位相となり、それぞれの光が打ち消しあって反射光が目立たなくなります。この結果として、偏光フィルム表面に光が映り込む現象を低減させることが可能になります。
さらに、偏光度を維持したまま透過率を上げることができるのが特徴のひとつです。ARはAGに比べ光の拡散が少ないためよりシャープな画質が得られ、光の拡散による黒浮きが減少するため、コントラストも改善されます。目的に応じてAG及びARをバランス良く複合して使用することが求められます。

染料系偏光フィルム
複数の透明な薄膜を作ることで光の干渉を引き起こし、
反射性を低減させます。
染料系偏光フィルム
AG・ARを複合的に使用することで、より高い効果を生み出します。

LR(Low-Reflection)

偏光フィルム表面に低反射材を塗布することでことで反射率を下げるのがLRです。ARと比較して、低コストで処理が可能です。

弊社AR・LR機能付製品における光学特性

クリアタイプ

  反射率(%) 耐擦傷性 指紋除去性
ARG 0.6
LRC 1.0
HC(参考) 4.0
表

※上記データは代表値であり保証値ではありません。

アンチグレアタイプ

  反射率(%) 耐擦傷性 指紋除去性
K1LRC 2.0
K1(参考) 4.3
表
※上記データは代表値であり保証値ではありません。

液晶パネルに使用する偏光フィルムに、高いレベルで光漏れを減少させる機能を追加することで“黒浮き”を抑えます。高温化に長期間さらされ続けても性能低下が少なく、最高レベルの性能と耐久性を実現しています。SKN、SHCシリーズから選択が可能です。

光漏れ抑制機能なし
光漏れ抑制機能なし
光漏れ抑制機能あり
光漏れ抑制機能あり

光漏れ抑制機能計算方法  
光漏れ抑制機能あり

光漏れ度 = 2,4,6,8の平均透過率 /1,3,5,7,9の平均透過率 で算出します。

光漏れ抑制の効果と耐久性

  • 光漏れ抑制機能の効果試験
    光漏れ抑制機能の効果試験
  • 光漏れ抑制機能付偏光フィルムの偏光度経時変化試験
    光漏れ抑制機能付偏光フィルムの偏光度経時変化試験
    光漏れ抑制機能付偏光フィルムの偏光度経時変化試験

黒のコントラストをどの方向から見ても鮮明にするため、屈折率を一定に保持し光の洩れを抑えてコントラストを高めることで視野角を拡げる機能を付加させます。液晶ディスプレイの大型化に必要不可欠な機能です。当社独自の塗工技術と貼合技術により偏光フィルムとの一体品で供給できます。AG、AR等の表面処理も可能です。光漏れ抑制機能との組み合わせも可能です。

ダミー

構成・品種説明

・TFT-LCDに貼るだけで広い視野角が得られます。
・偏光板にはHC、AG、AR等の表面処理が選択できます。
・光漏れ抑制機能を付与しています。
例 SHC-128W5L2


効果